EBSCO FOLIO は単なるサービス名称ではなく、図書館の皆様が FOLIO に移行するのを支援するための訓練を積んだ専門家で構成されるチームのことを指します。この記事では、普段余り紹介されることのない EBSCO FOLIO を支えるチームについて、ご紹介します。
FOLIO は図書館職員の皆様・ベンダー各社・そして開発者たちがお互いに協力して、オープンソースの図書館サービスプラットフォームを構築しているコミュニティだと、耳にされたことがあるでしょう。また EBSCO FOLIO Services が、FOLIO の実装およびデータ移行サービス、EBSCO AWS インフラ上でのホスティング、FOLIO プラットフォームのサポートを含めて提供する、FOLIO のための完全なサービスとサポートだということを、ご存知の方も多いと思います。
ですが、EBSCO FOLIO Services を支えているチーム ―― implementation consultant、エンジニア、開発者といった、お客様にシームレスなエクスペリエンスをご提供するために、日夜たゆまぬ努力をしているチームのことは、ご存知でしょうか?
これから、彼らについて簡単にご紹介したいと思います。
EBSCO FOLIO Implementation Consultants
弊社の Implementation Team は、お客様の図書館が FOLIO に移行するにあたり、最前線に立つチームです。 専門性の高いチームで、コンサルタントはお客様毎のニーズの分析からデータの移行、そして本稼動までの全プロセスを、図書館員の皆様と共に作業します。このチームは現在、三つの大陸に配置されており、移行に関するトレーニングを積んでいます。
EBSCO FOLIO Engineers / Developers
70名を超えるエンジニアおよび開発者で構成される、FOLIO でも最大規模のチームです。 彼らは、機能設計への参加、プラットフォームロードマップ策定の協力、ソフトウェア開発、AWS クラウドへのソフトウェアデプロイメントなど、FOLIO の開発における中心的な役割を担っています。 また彼らは、最高水準を満たすため、セキュリティとデータプライバシー規則の遵守にも力を入れています。チームには、フルスタック開発者、AWS サービスに精通したエンジニア、そしてソリューションアーキテクトの認証を受けたエンジニア、AWS 開発者、DevOps スペシャリストが在籍しています。
EBSCO FOLIO Product Management
EBSCO 社の Product Management チームは、FOLIO コミュニティにおける重要な役割を担っています。 彼らは、コミュニティのロードマップを定義するのを助け、何をどのくらいの期間かけて構築する必要があるかを決定するため、コミュニティ内での議論を差配します。また、機関が FOLIO と共に、機関が必要としている機能を確実に搭載できるようにします。 その他にも、プロダクトオーナー、UI デザイナーとして、FOLIO コミュニティのための機能の特定と構築をサポートします。
EBSCO FOLIO Open Source and International Partnerships
世界中で FOLIO の実装とサポートサービスを提供するための、全世界規模のパートナーシップを構築し、Open Library Foundation と協力して、FOLIO プロジェクトやその他のオープンソース・イニシアチブのホームを図書館界に作り上げるために活動しているチームです。 このチームは、世界中の図書館に最高水準の FOLIO サポートサービスを提供するために、EBSCO 社のサービスを世界的なパートナーシップに広めています。 その他にもこのグループは、プロジェクトの知的財産権を保有と経営管理を行うためのイニシアチブとして始まった Open Library Foundation の設立にあたり、不可欠な役割を果たしました。設立以来、Foundation は成長を続け、現在では5つのオープンソースプロジェクトがメンバーとなっています。
Partnership チーム紹介(動画/英語)
ここまでご紹介してきましたが、やはり最初に申し上げた通り、EBSCO FOLIO とは単なるサービス名称ではなく、図書館の皆様が FOLIO に移行するのを支援するための訓練を積んだ専門家で構成されるチームのことなのです。
EBSCO FOLIO の詳細をご覧になりたい方は、弊社ホームページをご覧下さい。また FOLIO on Demand では、FOLIO の特徴や機能に関して学ぶことが出来るオンデマンド動画を公開しています(※現在英語でのみのご提供です)。