研究者にとっての主なメリット
- 出版された文献内で触れられている動物の発見およびその最初の記述を特定できる
- 生物多様性・生態学・保全・野生生物保護などの重要な分野の研究をフォロー
- 生物の分類や関係性の変化を追う
- 新種に関する記述をチェック
- 重要な引用記録を持つ潜在的な協力者を特定する
- 検索・論文の執筆・書誌作成を単一の合理化されたプロセスに統合できます
幅広い学問分野をカバー
動物に関する自然生物学の分野(化石学・最近の研究・動物の研究全般・行動学・環境学・細胞学)を中心に、アニマルバイオロジー・古生物学・動物学のあらゆる側面に関する情報を検索できます。
1864年まで遡るバックファイルを収録
150年以上にわたるバイタルデータを追跡することで、必要としているデータの裏付けや反証を見つけることができます。古いバックファイルにも最新のインデックス用語が付与されており、最新の検索機能を用いて容易に検索できます。より多くのバックファイルを使用することでより深く包括的な検索が可能になると共に、時間の経過に合わせた傾向を追跡することができます。
包括的な収録内容
4,500以上の逐次刊行物をカバーし、加えて書籍・報告書・会議などからの情報も多数収録しています。加えて Zoological Record に収録されている全ての情報は、余剰を排除し、正確で有意義かつタイムリーな情報を提供するための客観的な評価プロセスの基準を満たしています。
歴史的なデータを現代的なフォーマットに
Zoological Record は1864年、ロンドン動物学会 (Zoological Society of London) と大英博物館 (British Museum) に所属する科学者グループによって、お互いがコミュニケーションをとる手段として製作されました。やがて他の科学コミュニティに属している人々がこの資料を利用するようになると、その内容は拡大してゆき、1886年にはロンドン動物学会がその出版の全責任を負うことになりました。
そして1980年、ロンドン動物学会と BioSciences Information Service of Biological Abstracts (BIOSIS) の協力の下 Zoological Record が製作され、現在では BIOSIS(Web of Science Group 所属)が単独の出版元となっています。
長い年月の中で Zoological Record は利用者のニーズに応えてその内容を拡大し、現在では生物多様性・系統分類・動物学に関する最も包括的なリソースとして認知されています。
生物科学分野における現存最古の書誌データベースとして、Zoological Record は、50年以上に及ぶ新種の動物に関するオリジナルの記述や、その後の命名法の変更といった、無二の価値ある情報を提供します。また Zoological Record は生存種と化石種を含む動物界全体を網羅しており、主要な動物名のリポジトリとなっています。過去~現在までの情報を収録した Zoological Record は、これら貴重な情報をすべて一箇所で提供します。収録情報はデジタル化され、最新の用語で再インデックス付がなされると共に、包括的な検索・リンクが可能です。