この記事では、Atla(アメリカ神学図書館協会) の Product Specialist、Cristina Ochoa が、Atla 製リソースの継続的なアジア圏の言語・宗教・学術研究分野のコンテンツ拡充についてご案内します。(本記事は、Atla の公式ブログに掲載された記事の抜粋を、翻訳したものです)。

多様化・多角化(Diversification)は、Atla が自身の手掛ける様々なデジタルリサーチツールについて推し進める戦略的取り組みにおける重要な要素です。そしてその取り組みは、収録対象となる地理的範囲・コンテンツ分野・言語の拡大という3方面から行われます。 アジア圏の言語・宗教・学術研究も例外ではありません。Atla では、アジア諸国のあらゆる信仰の伝統・哲学および神学的視点をカバーするタイトルの追加に尽力しており、特に、ヒンドゥー教・ジャイナ教・仏教など、キリスト教ではないアジアの宗教的伝統や信仰の実践/修行に注目しています。全体的に、Atla ではアジアの学際的でユニークな、そして専門的な資料をできるだけ多く収録するよう努めています。

Atla の担当者は、学者・出版社・その他プロバイダの声に耳を傾け、彼らから学びながら、現在の収録内容を拡充しています。Atla は、このような現場との対話を通じて、アジア全体、そしてアジア圏の宗教に特化して行われている宗教・神学分野の研究をより深く理解したい考えです。その取り組みの一環として、Atla は、オンラインで行われた Association for Asian Studies(アジア研究協会/AAS)の2021年度年次総会 (Virtual Annual Conference)に参加しました。Atla の参加についてはこちらをご参照下さい

現在、Atla 製作のデジタルリサーチツールには、220件のアジアに関するタイトルが収録されています。うち、約半数はオープンアクセスリンクで利用可能であり、更に75%以上は査読コンテンツとなっています。Atla 製作のデジタルツールに収録されている、アジア関連の全コンテンツリストは こちら からダウンロードしてご覧頂けます(PDF形式でのご提供です)。

Atla のインデックスおよび全文情報資料には、日本をはじめ、中国・香港・インド・インドネシア・イラン・イスラエル・レバノン・マレーシア・パキスタン・フィリピン・シンガポール・韓国・スリランカ・台湾・タイ・トルコの計17カ国のコンテンツが含まれています。

また、アラビア語・中国語・英語・フランス語・ドイツ語・ヘブライ語・インドネシア語・イタリア語・日本語・韓国語・ラテン語・マレー語・ネパール語・パーリ語・ペルシャ語・ポーランド語・ロシア語・サンスクリット語・スペイン語・タガログ語・チベット語・トルコ語・ウクライナ語・ウルドゥー語の、計24の言語をカバーします。

Atla は、社内に宗教・神学・人類学・哲学分野の学者で構成された10名のメタデータ編集者とアナリストを擁しており、彼らが前述の資料を読み、分析を行っております。また Atla の研究者らは、40以上の言語に対応することができます。

Atla 製データベースの無料トライアルを承っております

Atla 製作の宗教学分野のデータベース Atla Religion Database® (Atla RDB®)、 AtlaSerials® (Atlas®)、AtlaSerials PLUS® (Atlas PLUS®) は、弊社 EBSCOhost® もしくは EBSCO Discovery Service™ を通じてご利用が可能です。各製品の無料トライアルも承っておりますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。