FOLIO プロジェクトの創設メンバーであるコーネル大学図書館(アメリカ)は、EBSCO Information Services 社(以下 EBSCO 社)が提供する FOLIO ホスティング・導入サポートサービス EBSCO FOLIO を利用して FOLIO Library Services Platform (以下 FOLIO LSP)を採用した最大の研究機関となりました。EBSCO社は、コーネル大学が既存の統合図書館システム(ILS)から FOLIO へ移行するのをサポートし、また、今後も同大学図書館へのホスティング・支援サービスの提供を継続して参ります。
コーネル大学では、複数の図書館運営を支援するため、オープンソースで柔軟性があり、協力的かつサステナブルなソリューションとしてFOLIOを共同開発し、導入しました。 ホスティングサービス・プロバイダーを通じた FOLIO の運営を選択することで、コーネル大学のような図書館は LSP のサポートを外部に委託する決定を下し、開発の内製化を回避しています。そして、EBSCO 社は、FOLIO プロジェクトに参加しているサービスプロバイダーの中でも優れており、ホスティングおよびサポートサービスのご提案を通じて、図書館により多くの選択肢を提供しています。
コーネル大学図書館の Director of Information Technology Operations、Debra Howell 氏は、FOLIO コミュニティに深く関わったことで、コーネル大学はオープンソース・プロジェクトの利益を享受することが出来たとコメントしています。 「FOLIO に移行することで、FOLIO プラットフォームの構築に貢献した職員たちの努力の成果を活用する機会が得られます。また EBSCO 社が提供する導入・ホスティングサービスを利用することで、我々は容易に図書館サービスを統合でき、FOLIO の開発において EBSCO 社が担っている役割を活用することができます」
また先日、コーネル大学は EBSCO Discovery Service™ (EDS) へ移行しており、これに FOLIO と EBSCO Knowledge Base および EBSCO 社が提供する GOBI® Library Solutions を統合する予定です。 EDS および EBSCO Knowledge Services への移行により、コーネル大学は既に導入されているサードパーティ製のシステムと連携する API を活用できるようになります。また EBSCO Knowledge Base を利用することで、最適化されたデータを維持しつつ、利用者により優れた UX を提供することができます。
*本記事は、弊社米国本社が2021年7月28日(EST)付で発表したプレスリリースを翻訳したものです。(原記事:Cornell University is Now Live on the FOLIO Library Services Platform with EBSCO FOLIO)