米国テネシー州の University of Tennessee at Martin (UT Martin) と Middle Tennessee State University (MTSU) は、EBSCO Information Services 社(弊社)が提供する FOLIO ホスティング・導入サポートサービス EBSCO FOLIO を利用して FOLIO Library Services Platform (LSP) へ移行することを決定しました。両大学とも、2021年夏頃までに完全な稼働開始を予定しています。

EBSCO 社は、FOLIO プロジェクトの初期創設者の一人であり、EBSCO FOLIOという導入・ホスティングおよび各種サポートサービスを提供しています。University of Tennessee at Martin と Middle Tennessee State Universityは、テネシー州内で初めて FOLIO LSP への移行を開始する機関です。両校は、同州にあるその他の大学が EBSCO FOLIO の革新性と柔軟性からどのような恩恵を受けることができるかを示す好例となるでしょう。

UT Martin, Paul Meek Library の Dean である Erik Nordberg 博士は、ホスティングと導入サポートに EBSCO FOLIO を選ぶことは自然な選択だったと述べています。 「EBSCO FOLIO の担当チームが、あらゆる規模の図書館における移行をサポートしてきた包括的な経験を持っていることは、EBSCO 社のサービス採用を決定する上での後押しとなった要素でした。EBSCO 社は学術図書館の重要なパートナーとして評価を得ていると共に高品質な製品をリーズナブルな価格で提供しており、当機関の教育・学習・研究のミッションに直接の影響を与えています」

MTSU の図書館長を務める Kathleen Schmand 氏は、FOLIO を採用することで、自学が図書館サービスのトレンドに乗り、また寄与する機会を得ることができると述べています。「ILS と ERM を組み合わせることで、コストを削減しつつもより良いディスカバリー環境の構築を実現することは、FOLIO を選択する上で間違いなく魅力的でした。長期的に見ても、プロジェクトのオープンソース化と図書館分野のトレンドの変化への対応が、カスタマイズや将来のニーズに対応するための資産となることは間違いありません」

EBSCO FOLIO は、既存の各種 EBSCO 製品と容易に統合できます。弊社では、電子リソース管理を効率化する EBSCO Knowledge Base や EBSCO Discovery Service™(EDS)など、図書館の業務フローや利用者サービスを向上させることができる各種サービスを提供しており、UT Martin と MTSU は、機関内の検索ソリューションとして EDS を使用します。またこの移行期間中、UT Martin ではシングル・サイン・オン認証として OpenAthens の利用を開始し、MTSU では Full Text Finder へ移行することで、高速かつ信頼性の高い情報検索環境を提供します。