イギリス・カナダ・アメリカにある8つの大学が、EBSCO Information Services 社 (以下 EBSCO 社)が提供する EBSCO FOLIO ERM を採用しました。これらは、既に導入していた電子リソース管理(ERM)ツールからの移行、もしくは初めて ERM を導入したケースとなります。
先頃 EBSCO FOLIO ERM を採用頂いた大学は以下の8校です:
- University of Liverpool(イギリス / リヴァプール)
- MacEwan University(アルバータ州エドモントン / カナダ)
- Brandman University(カリフォルニア州アーバイン / アメリカ)
- Chapman University(カリフォルニア州オレンジ / アメリカ)
- Louisiana State University(ルイジアナ州バトン・ルージュ / アメリカ)
- Roseman University of Health Sciences(ネバダ州ヘンダーソン / アメリカ)
- Truman State University(ミズーリ州カークスビル / アメリカ)
- Widener University(ペンシルベニア州チェスター / アメリカ)
EBSCO FOLIO ERM は、図書館が所蔵する電子リソースのライフサイクル全体を管理します。ERM には EBSCO の Knowledge Base が搭載されていて、データの手動入力や重複作業による図書館職員の皆様の手間を軽減します。また EBSCO FOLIO ERM では、アクセス権やアクセス許可の更新が自動的に行われるので、レファレンス担当者や契約担当者の時間節約にも繋がります。 EBSCO FOLIO ERM を利用頂くことで、リンクリゾルバ・ディスカバリーサービス・目録が自動的に最新の状態に更新されるので、図書館利用者は直ちに電子リソースを利用することができます。
FOLIO Platform は図書館・ベンダー各社・開発者の協力のもと、オープンソースの図書館サービスプラットフォーム(LSP)として構築されています。従来の統合型図書館システム(ILS)とは異なり、FOLIO では、誰もがその中核となる機能を開発したり、新しいサービスを提供するためのアプリケーションを開発しプラットフォームを拡張したりすることができます。 FOLIO は、貸出業務、目録作成、調達、電子リソース管理など、図書館管理業務の中核を為す各機能をサポートしています。
多くのお客様にとって、FOLIO-based ERM への移行は、FOLIO LSP 採用に向けての最初のステップとなりますが、一方でEBSCO FOLIO ERMを単独で採用することを選択される図書館もあります。 EBSCO Information Services 社 Manager of FOLIO Consulting の Anya Arnold は、EBSCOが提供するサービスは、あらゆる図書館のニーズを満たす上で十分に洗練されたものであると述べています。「EBSCO FOLIO Services とは、あらゆる規模の図書館を対象とした各種サービスの総称です。ある機関では新しいLSPを探しており、FOLIO のオープンソースソリューションをフル活用したいと考えています。一方で、電子リソースをより良く管理するための特定のソリューションを求めている図書館もあります。」
スタート地点がどこであれ、EBSCO 社では FOLIO プラットフォームを開発した経験、実装・ホスティング・サポートに関する専門知識、FOLIO に組み込まれた相互運用性を活用して、図書館の皆様に適切なサービスを提供いたします。そしてお客様は、より多くの選択肢の中から、自らの所属機関にとって最も適した判断を下すことができるのです。