RIPM Jazz Periodicals: Music, History, and Culture
このデータベースは、貴重かつ歴史的に重要なジャズ音楽関連の定期刊行物の全文情報を収録したユニークなコレクションで、芸術としてのジャズ音楽の発展と進化、そしてアメリカやジャズ音楽が普及した20世紀の歴史的、文化的、社会学的側面について知るための貴重な糸口を提供します。
貴重な一次資料にアクセス
RIPM(Répertoire International de la Presse Musicale)が手がける RIPM Jazz Periodicals は、ジャズ音楽を取り巻く豊かな歴史を探求することに関心のある人々にとって、欠かすことのできないリソースです。 貴重な一次資料へのアクセスを提供することで、ジャズ音楽史についてのコンテンポラリーな視点を利用者にもたらします。 コンテンツには20世紀初頭から21世紀初頭までのジャズ音楽関連の出版物に掲載された記事、レビュー、イラスト、広告などが含まれています。
ジャズ音楽関連の重要な出版物を所蔵している機関は殆どなく、これらのリソースにアクセスすることは極めて困難です。 多くの場合、図書館に所蔵されているこれらの出版物は完全に揃ってはいません。 例外は Rutgers University のジャズ研究所(Institute of Jazz Studies / IJS)で、ジャズ音楽関連の定期刊行物のコレクションとしては、世界最大とまではいかないまでも、最大級の規模を誇っています。 IJS 所蔵のコンテンツは RIPM Jazz Periodicals の中核を成しており、同データベースを、ジャズ音楽の歴史を探求する上での包括的かつ信頼性の高いリソースたらしめています。
RIPM Jazz Periodicals の内容は毎年新しく更新されます。 今後の更新にはヨーロッパの出版物も含まれ、アメリカ起源のこの芸術が国際的に普及し受容される様子を記録していく予定になっています。
音楽を超えて:ジャズ音楽の歴史的、文化的、その他の影響について
RIPM Jazz Periodicals は、20世紀の歴史、政治、文化などに関するジャズ音楽の影響に独自の光を当てています。 その価値は、20世紀アメリカ史、アフリカ系アメリカ人史、公民権運動、現代政治、カルチュラル・スタディー、メディア研究など、様々な学問分野にわたって見ることができます。
主要なコンテンツ:
- 第一線で活躍するジャズ・ミュージシャン自身の言葉
- 約10万枚の写真
- 86,000件のレコーディング・レビュー
収録トピック:
音楽と20世紀の社会:
- ジャズ音楽と世界恐慌(大恐慌)
- 第二次世界大戦下の音楽とミュージシャン
- 人種隔離とジム・クロウ法
- 公民権とアフリカ系アメリカ人に関する報道
- 音楽家ユニオンと人種差別の撤廃
- ジャズ音楽と冷戦
- ロックンロールの台頭
- アヴァンギャルドとカウンターカルチャー運動
- ジャズ音楽と他の芸術とのつながり
- 世界で知覚され実践されているジャズ音楽
エンターテインメント業界のニュース:
- ラジオ番組、映画およびテレビ番組のレビュー
- ハリウッドにおける音楽およびミュージシャン
- 音楽産業
ポピュラー音楽:
- ロックンロール
- カントリー&ウエスタン
- ブルース
- リズム&ブルース
- モータウン&ドゥーワップ
- ソウル&ゴスペル
- ディスコ&ファンク
- ラテンアメリカ音楽
音楽教育